くび・顔の病気

甲状腺疾患

どんな病気?

甲状腺疾患甲状腺疾患とは、心身の機能をコントロールする甲状腺ホルモンの分泌が過剰になったり低下したりしてさまざまな症状をきたす病気の総称です。
そのうち、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になるのが「甲状腺機能亢進症」であり、代表的な疾患としてバセドウ病が挙げられます。
反対に、甲状腺ホルモンの分泌が少なくなるのが「甲状腺機能低下症」であり、こちらを代表する疾患としては「橋本病」が挙げられます。

主な症状

  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
    • 頻脈、動悸
    • 下痢
    • 気温が低いのに暑がる、多汗
    • 食べているのに痩せる
    • 甲状腺の腫れ、しこり
    • 眼球突出

    ※眼球突出はバセドウ病の症状として有名ですが、実際には2~3割の方にしか現れない症状です。

  • 甲状腺機能低下症(橋本病など)
    • 徐脈
    • 便秘
    • 肌の乾燥
    • 無気力
    • 気温が高いのに寒がる
    • 食べていないのに太る
    • 甲状腺の腫れ、しこり

治療法

甲状腺機能亢進症の場合は、ホルモンの産生を抑制する薬を使用します。アイソトープ治療、手術を行うこともあります。
対して甲状腺機能低下症の場合には、ホルモンの補充による治療が行われます。

唾液腺疾患

主な症状

耳下腺や顎下腺の腫れ、痛みなどの症状を伴います。
痛みは、食事をして唾液の分泌が促されるときに強くなる傾向にあります。

原因・治療法

細菌やウイルスの感染、免疫異常などを主な原因とします。
細菌感染が原因である場合には、抗菌薬による治療を行います。
治癒を促進するため、あるいは治療後に再発を防ぐためには、口腔の清潔の維持が有効です。

顔面神経麻痺

どんな病気?

どんな病気?顔の表情筋を動かしている顔面神経が傷つくなどして障害し、顔面をうまくうごかせなくなった状態です。
顔面神経は、表情筋以外にも味覚にかかわる神経、唾液や涙の分泌にかかわる神経も含まれています。

主な症状

顔面の表情運動の障害(うまく表情をつくれない)、涙分泌障害、味覚障害などをきたします。

原因

末梢性まひ・ベル麻痺の場合

以前に感染した単純ヘルペス型ウイルスの再活性化に起因しているものと考えられています。
未解明の部分も多く、原因不明ということもあります。

ラムゼイ・ハント症候群

以前に感染した水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化に起因するものです。

治療法

顔面表情の検査により程度を評価し、ベル麻痺による顔面神経麻痺の場合は内服と点滴等により治療します。麻痺が強ければ、入院の上ステロイド大量点滴療法を行います。
ラムゼイ・ハント症候群による顔面神経麻痺の場合は、ベル麻痺よりも、予後が悪いため、入院の上、ステロイド、抗ウイルス薬、循環改善剤、ビタミン剤などの内服、点滴により治療します。薬物療法で効果が得られない場合には、顔面神経減荷手術が行われることもあります。
その他、表情筋の動きをよくするためのマッサージも有効です。

頸部リンパ節炎

どんな病気?

リンパ節の1つ1つは豆のような形をしており、全身に600個ほど存在します。
ウイルスや細菌などの外敵の侵入をチェックし、免疫機能を働かせる役割を担っています。
そしてリンパ節腫脹とは、主に首、腋、鼠径部に集中するリンパ節が腫れる病気です。

主な症状

首のリンパ節の腫れが主な症状です。押したときに痛みが生じるのが特徴です。

原因・治療法

主な原因は、細菌・ウイルスへの感染です。細菌・ウイルスの体内での拡大を防ぐためにリンパ節が機能し、腫れが生じます。大きく分けて単純性と特殊性リンパ節炎があります。
治療では、抗生物質の投与や点滴を行います。多くはこれらの治療で軽快しますが、軽快しない場合には、結核やウイルス、悪性疾患を疑います。応急処置としては、リンパ節を冷却シートなどで冷やす方法が有効です。ただしその後、必ず医療機関を受診してください。

のど・首の病気についてQ&A

ヒューヒューという変な呼吸音がします。内科と耳鼻咽喉科、どちらを受診すればよいでしょうか?

ヒューヒュー、あるいはゼイゼイといった特徴的な呼吸音は、喘鳴と呼ばれます。
これは、喉の空気の通り道が狭くなっているために起こります。
喘息、気管支炎、肺炎などが疑われますが、こちらは通常、のどの痛みを伴いません。その場合、まずは内科の受診をおすすめします。
一方で、のどの痛みを伴う喘鳴の場合には、のどの病気が疑われます。耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。

ぬるっとしたものが喉に流れることがあり、不快です。何かの病気でしょうか?

おそらく鼻水が喉の鼻腔ではなく喉の方へと流れているものと思われます。
この症状を、「後鼻漏」といいます。
健康な方にも見られる症状ですが、後鼻漏が続く場合には、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などが疑われます。耳鼻咽喉科にご相談ください。

「のどの違和感」という言葉をよくききますが、具体的にどういったときに受診すればよいのでしょうか?

確かに、痛みや腫れと違い、見極めが難しいですよね。
食べ物を飲み込むときに痛む、飲み込みにくい、首まわりの腫れやしこりなど、他に症状はありませんか?違和感以外に症状があるときや、“なんとなくおかしい”状態が何日も続く場合には、一度ご相談ください。

甲状腺の異常を指摘されたのですが、どの診療科を受診すればよいのでしょうか?

甲状腺疾患は、耳鼻咽喉科領域ですので、当院にご相談いただければと思います。
血液検査、甲状腺のある頚部の超音波検査などを行い、診断・治療を行います。

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